川の水量が多いのか、橋のすぐ下にデッキがきていますね。


小高い丘の上に見えるのは、独特な外観のブラチスラヴァ城。
4本の塔があり、その景観から「ひっくり返したテーブル」という別名があります。そしてこの4本の塔を同時に見えるアングルは、途中の道からの1カ所しかないそうです。
スロバキアは、ハプスブルグ家が支配していたハプスブルグ帝国の一部でした。18世紀には、マリア・テレジアの居城のひとつでしたが、現在は歴史博物館として公開されています。
何度か火災にあい、修復されたそうですが、今まで目にしてきた数々のお城とは全く違う風貌です。


丘からの絶景を楽しんだ後、旧市街地へ移動し、そこからはウォーキングツアーになりました。
ガイドさんの話をヘッドセットで聞きながら、旧市街地をまわります。毎回思うのですが、このヘッドセット、本当に優れものです。
昔の市街地は城壁に囲まれていて、4つの門があったそうですが、現在残っている門は、このミハエル門のみ。他の門はマリア・テレジアが町の整備のために撤去させたそうです。
旧市街の中央にあるのはフラヴネー広場。1370年に建てられた旧市庁舎、スロヴァキアで一番古い、マクシミリアン噴水、イエズス会の教会などがあります。
そしてここには、日本大使館があるのです。


途中、解散となったので、船までの道のりを確認した後、広場のカフェへ。
日本大使館に掲げられている日本国旗が見えます。遠い国で、日本人に会うことはあるけれど、日本の国旗に出会うことはなかなかなく、なんだか不思議な感じがします。
寄港地や状況にもよりますが、特にウォーキングツアーでは、時間をかけてゆっくり見たい場所が出てきたら、ガイドの方に声をかけて、「自主脱落」する方をよく見かけます。
その時の「一期一会」を楽しむようです。
リバークルーズは、観光先のすぐ近くに停泊することが多いのでゆっくりと自分のペースで楽しむことができるのが魅力のひとつです。


広場でおもいおもいに過ごす人達を見ながら、少しゆっくりすることに。
明日はハンガリーのブダペストへ。ドナウ川クルーズももうすぐ終わりです。
アマデウス・クイーンに連れて行ってもらった寄港地を思い出しながら、天気に恵まれた一日を、この広場の開放感の中で楽しむことにします。
デッキに上がって見た夕景。空と川面と船の三位一体です。

(クルーズコンサルタント 鈴木理子)
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