あいにく曇りの日に寄港した、イタリアはリヴィエラ海岸の入り江にあるポルトフィーノ。
船の上から、係留されているヨットや斜面のパステルカラーの美しい建物を一軒ずつ、ゆっくりと眺めました。船から見ると全体のサイズ感や、入江沿いの村の地形がよくわかります。
額縁の中の絵のようなこの村は、車の乗り入れが禁止されています。
のんびりと路地を散策しながら、カフェやレストラン、ブティックを覗きました。丘からは、乗船してきた船もよく見えます。
海に面したこの小さな村は、今では世界のセレブが集まる高級リゾートです。あの建物に住んでいる方たちは、整然と並んでいる窓からどのような景色を毎日見ているのでしょうね。
ペルーのパラカス国立自然保護区。
小さい船に乗り換えてバジェスタス諸島を目指す途中で、オタリアの群れに遭遇。
そびえ立つ岩山をバックに、船と伴走するようにスピードを上げて軽快に泳ぐオタリアの群れに、乗客も歓声をあげます。
船の上からだから見ることができる景色。保護地区とはいえ、自然の中で自由にしている動物を見ると、地球を大事にしないと、という想いが込み上げてきます。
こちらはギリシャを周ったクルーズ 。
頭上にあるエーゲ海の太陽の日差しはとても強いのですが、真っ青な美しい海と空、真っ白な雲とのコントラスト、遠ざかっていく島、「これぞエーゲ海!」を感じたく、暑い中、しばらくデッキからの景色を楽しみました。
当たり前ですが、空が高く、広いのです!潮風を感じながらデッキにのんびりと座り、常に変わっていく美しい景色を楽しむ。なんて贅沢なのでしょう!
船からしか見られない景色として必ずあがってくるのは、パナマ運河通航ではないでしょうか。世界の会場交易の重要なルートであるパナマ運河は、1914年に開通。太平洋とカリブ海をつなぐ全長約80kmの運河で、通航に約9時間もかかるそうです。
運河の中央に位置するガツン湖の水面は海抜26mにもなるため、3段階の閘門を設けて、船の水位を上下させて運航させます。巨大な船が、水路の幅ギリギリをゆっくりと、堂々と進んで行くのは、迫力ある景観です。
通航の順番を待つお隣のクルーズ船のお客さんと、大きな声を張り上げて会話をしている方もいらっしゃいました。みなさん、なんだかはしゃいでいて、ワクワク感が伝わってきます。
運河の周りには、豊かな自然熱帯の自然も広がります。
私はクルーズに乗船中、カーテンを閉めません。朝、目が覚めたらすぐに窓からの景色を見たいからです。
窓からの景色、まるでフレームに入った絵みたいに見えませんか?
その美しい絵が、クルーズ中、常に変わっていくのです。
長い1日の終わりに見る、大海原に沈む太陽。明日はどの様な景色がやってくるのでしょうか。
(クルーズコンサルタント 鈴木理子)
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