2019年に新たな海の玄関口として新港ふ頭客船ターミナルがオープンし、横浜の港へはクルーズ客船が7隻同時着岸できるようになりました。
新港ふ頭客船ターミナルは、ホテルや「食」をテーマとした商業施設そして公園などで構成されている「横浜ハンマーヘッド」と一体になっており、3方を海で囲まれ、横浜レンガ館などへも徒歩圏内。
街中へのアクセスもとても良い場所に位置します。
3年前のオープン時に見学に行った時以来、再び訪れてみました。満開の桜のなか、ちょうどリージェント・セブンシーズ・クルーズのセブンシーズ エクスプローラーが着岸したばかり。スーツケースを携えた外国からのお客様がたくさんいらして、外国船クルーズの再開を実感しました。
1Fのラーメンコンプレックスでは、4軒のお店でラーメンを楽しむことができます。
下船されたばかりの方が数人、それぞれ違うラーメンを嬉しそうに召し上がっていました。
お向かいにある日本茶専門のお店では、その場で点ててくださるお抹茶や、香り高いほうじ茶ベースのドリンクなど、たとえ滞在時間が短くても、日本の本物を味わうことができますね。
吹き抜けの天井から吊るされている、大海原を表しているような木製の美しいオブジェを見上げながら、エスカレーターで2階へ。
ここには、レストラン、横浜発祥のチョコレート専門店、店内のフォトブースで撮影した写真をお菓子のパッケージにしてくれる横浜銘菓のお店、工場見学のように、お菓子の製造過程を見ることができる鎌倉銘菓のカフェなど、地元を満喫できる空間になっています。
中には外のテラス席へペットの同伴も認められているお店もあり、ペットを連れてのんびりと海を見ながら過ごされている方達がたくさんいました。
外のボードウォークを進むと、眺望が開け、着岸している船をよく見ることができます。クルーズ船によって、ファンネルや船首に特徴があるので、そんなところも気にして見てみるとおもしろいかもしれません。
船が女性名詞(she)によって表されることはよく知られています。頻繁にペンキを塗り替える様子が、女性のメイクのようだから、など、諸説ありますが、こんなに美しい船を見ていると、やはり船は女性だな、と思うのです。
ちなみに、このセブンシーズ エクスプローラーの日本クルーズは満船だそうです。このラグジュアリーの美しい船が日本に初寄港したことからも、日本のクルーズ市場への期待度がよくわかります。
「桜が満開の時期に、この美しい船で日本をまわることができて、本当に嬉しいんだよ。ずいぶん待ったしね。」。これから乗船される海外の方に話しかけられました。
「日本へようこそ!クルーズを楽しまれてくださいね!」
今後も続々と外国船が日本に寄港する予定です。お近くの港に寄港する船があれば、ぜひ船を見にお出かけください。
気持ちの良い風に当たりながら、いつかこの新しい客船ターミナルから、クルーズでしか見られない景色を見に行こう、と思った春の一日でした。
(クルーズコンサルタント 鈴木理子)
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【2023年秋 シルバーシー・クルーズ】
東京~大阪~下関~釜山~金沢~秋田~函館~東京
クラシック・ベランダ・スイート 7,350ドル~
【2024年春 リージェント セブンシーズ クルーズ】
東京~名古屋~京都~高知~別府~関門海峡~ソウル~上海~鹿児島~東京
ベランダスイート(H) 12,499ドル~
【2024年春 オーシャニア クルーズ】
東京~清水~神戸~別府~関門海峡~釜山~長崎~鹿児島~広島~高知~名古屋~東京
ベランダステートルーム(B3) 6,949ドル~
【2024年春 セレブリティ・クルーズ】
横浜~神戸~大阪~広島~釜山~函館~青森~清水~横浜
オーシャンビュー 2,164ドル~
※上記は全て、2名様1室ご利用時のおひとり様あたりのご料金です。
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