2023.02.24
クルーズプロの旅スタイル クルーズで絶対行きたい“世界三大美港①”
当たり前ですが、クルーズの旅は港町からはじまります。私はいつも出航前日には乗船地に宿泊するようにしています。なぜなら交通機関の遅延で船に乗り遅れたら大変ですし、街をゆっくり散策したいからです。乗下船地となっている港町の多くは古くから貿易港として繁栄した国際都市です。その街の玄関口である港周辺は歴史ある建物が残る趣のあるエリアとなっています。私はどこか開放的で旅人に優しい港町を歩くのが大好きです。
今回のコラムでは、そんな世界の港町の中から私が勝手に港町をランキングしてご紹介したいと思います。ランキングは外航客船の乗下船地となっている、船旅だから叶う感動がある、の2つを定義にセレクトしました。
第3位 ニューヨーク NEW YORK ,USA
外航客船が発着するのは、マンハッタン島の西側、ハドソン川沿いに位置するマンハッタン クルーズターミナルです。ニューヨークを選んだ理由は、ドキドキ、ワクワク感が半端ないからです。
だって、ニューヨークから船旅がはじまる、と考えただけで夢が広がり、胸が高鳴りませんか?
しかもこちらの港はミッドタウンからすぐなので、ニューヨークの感動そのままに船に乗り込むことができるのです。
もちろん、ニューヨークを選んだ理由はトキメキだけではありません。感動はその後におとづれます。乗船後、出航時間が近づくにつれて摩天楼は夕暮れを迎え、船がゆっくりとハドソン川を航行する頃、ニューヨークはゴールデンタイムを迎えます。船上から眺める絶景に息を呑むことでしょう。ゆっくりと離れていくビル群、ブルックリン橋に見とれていると、右手に自由の女神が近づいてきます。間近に迫る自由の女神の勇姿に感動します。最上階デッキの高さは30m以上あるので、遊覧船クルーズの景観とはまるで違うのです。これぞ船旅の醍醐味ですね。
ニューヨークが遠くなる頃にはディナータイムがスタート、その後は華やかなショーやライブ、カジノにショッピングにとドキドキ、ワクワクは続きます。
私がニューヨーク港を3位に選んだのは、乗船日初日からワクワク感と最高の景色が待っているからです。
もちろん、出港時だけでなくニューヨーク入港も私は大好きです。早朝からデッキに出て、朝もやに包まれるニューヨークを眺めます。かつてアメリカ合衆国移民局が置かれていたエリス島、自由の女神の脇を通るとき、アメリカン・ドリームを夢見て船に乗った何百万の人々に思いを馳せる。船旅では自分だけの静かな時間を持つように心がけています。これが私の大切にしているクルーズ旅スタイルです。
ニューヨークを発着するクルーズの定番は、アメリカ人が憧れる高級リゾート バミューダー諸島やカリブ海、そしてアメリカ東海岸とカナダ、ケベック、モントリオールを結ぶセントローレンス河クルーズです。是非、NYC港感動体験をしてみてくださいね
次回は第2位をご紹介します。どうぞお楽しみに。
(クルーズコンサルタント 一柳元子)
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